名古屋サンタルヌーさんのホワイトペーパーを読んでみた。

7/13追記【ホワイトペーパーの見直ししたいみたい】詳細はこちら


ここ最近、暗号通貨界隈でもっぱらの話題になっているICO。

様々なトラブルや、値下がりで消耗している君!消耗している場合じゃないですよ。
日本の暗号通貨聖地と言われている名古屋のサンタルヌーさんが、東京移転を目指してICOを開催するとのこと。

サンタルヌーさんについてはココ世界初のXEM決済についてはコレ

私は行ったこともないのですが、東京にくるというので応援したいと思いつつ、ICOということで、今日はそのホワイトペーパーを見ながら冷静にワーワー言ってみます。

ICOサイトとホワイトペーパー:http://www.belgianbeer.nagoya/ico/
(とりあえず日本語というだけありがたいw)

概要から

都内の場所は未定。ICOでの資金調達状況により候補地を決める。
(仮候補地、三軒茶屋、目黒、渋谷、恵比寿、代々木上原、神田、神保町、品川)

コレはちょっと懸念点ですね。。場所が決まっていないのは行ける頻度などに影響するので…できればエリアぐらい決まるといいですね~

東京出店及び付随するコストをERC20に準拠したトークンによるETH建てICO形式及びBTC、XEM、MONACOINにて調達する。
期間:2017年7月10日21時~17日21時

この辺は最近のICOに比べたら非常に長くてありがたやですねw
statusのようにイーサのトランザクションが混み合うことはないでしょう。

第一目標 東京視察の旅費、滞在費として 10ETH
第二目標 東京移転の為の必要経費として 2790 万円分の ETH
第二目標が未達成の場合、第一目標でかかった経費及び送金コストなど事務的経費を抜いて各自に返金する。

ここですが、例えば1000万円分の集まったとして、結果は失敗になりますがその場合、返金は970万円分(-10ETH分)ということになるのでしょうかね?それを割合に応じて返金になるんですかね??それはそれで、大変そうですね。。。

トークン

ICO投資量に対してSATトークンが配られるようです。
そのトークンは、お店の支払いにも使えるので、実質取引可能なポイントのようなものと考えて良さそう。

じゃあ、日本円で具体的にみていきましょう!
※今回はトークンの価格高騰は頭に入れないで考えてみます。

トークンの変換比率が、1ethあたり5000SAT(1SAT=1円)ですので、、、

約¥32000(7/4段階)→¥5000となります。

ぐはぁあぁ~…。

この金額差だけだと、ちょっと厳しいような気がしてきますね。とりあえずICOに参加した時点で、お金としての価値は6分の1くらいになっちゃいます。
当然これだけだと、参加は厳しいなあと思います。

特典

次の特典が株でいう株主優待的なところになると思います。

  1. トークンでのみ購入可能なグッズの販売
  2. 5000SAT(¥32000)以上保有プレオープンイベントに参加
  3. 10万SAT(¥600,000)以上保有10%OFF
  4. 5万SAT(¥300,000)以上保有5%OFF
  5. 一定以上のSAT保有者のみのイベントへの参加

1と5については内容は未確定なので、ちょっと査定しずらい。
2はちょっとお祭り的な感じもあるので、そういった意味では参加資格が付属するのは嬉しい人も。

このICOの肝は3,4の5%~10%OFFのところだと思います。
人によってですが、一回飲みに行った時の支払いを考えてみると、一人頭¥3,000~¥10,000くらいですか?複数人数で行った場合は、¥3~5万くらいですかね?

ちょっといろんなパターンがあるので、アレですが、一回の支払いを1万円としましょう。

その場合、10%の場合、割引が¥1000。5回飲みに行って¥5,000。月に5回飲みに行くと考えると、年間60回(60万円)で割引が6万円。10年同じペースで通い続けると、60万円の割引になります。

ん~~~~~、正直この計算上だけだと、これまた厳しい。なかなかドエスなICOですねw

ポイント

このICOのポイントは、ホワイトペーパーの最後にあるのかもしれないと思いました。

トークンは店の了解を得ずに保有者同士が売買、譲渡できる。

一つ前で「トークンの価格高騰は頭に入れない」と書きましたが、1SAT¥1という固定なので、このトークンが支払いなどで使うトークンとして高騰することはないと思います。

では、なんなのかというと、やはりサンタルヌーさんが「暗号通貨界隈で特別な場所」であるというブランディングに成功することで、今後開催されるイベントに特別な価値がついたりすることなのかな~と思いました。このICOはそのブランディングのお手伝いをするという所にあるのかも。

なかなか難しいかもしれないですが…

総論

金額的な部分でペイするのは正直難しい案件だと思います。(めっちゃ飲み倒す人以外w)

でも、「同じ夢を見ようぜ」とか「応援したいなー」という方には身近に感じられるICOだと思います。

何はともあれ、日本初のICOで、さらに世界初の飲食店のICOというだけで、その行動力は素晴らしいと思うのです。

自分もよく検討させていただきますが、行ってみたいな〜〜とは思っていたので、少し乗っかってみたいなーーと思っています。

とりあえず、7月10日を楽しみにしてましょう!


7/13追記【ホワイトペーパーの見直ししたいみたい】詳細はこちら