インハウスデザイナーになってはいけない

2019.2.23

はい、ただただグズグズ書きなぐるだけの「TALK」。ご好評いただいております。(完全なウソ)
今回はこんなタイトル「インハウスデザイナーになってはいけない」。
そこそこ刺激的なタイトルですがご容赦ください。

インハウスデザイナーとは?

そもそもインハウスデザイナーとはなにか。
いわゆる「社内デザイナー」とか「企業内デザイナー」というやつです。
所属する会社の商品やサービスに対してデザインをするデザイナーなんですが、元々は、パッケージや、グラフィック、特にチラシやパンフレットなどを大量に制作する必要のある会社などにはよくいましたよね。
そうですね…例えば…わかりやすいのでいうと、旅行代理店にあるパンフやチラシ。大量にあるじゃないですか?ああいうのを大量に作ったりするのに、内製化してたりするんですね。あとは、ECサイトなんかは、常に運用していく必要があるので内製化してやっていくほうがやりやすかったり。

この他にも現在だと常に追加更新や改善が必要なWebサービスやスマホアプリなどのUI/UXに対してインハウスデザイナーを抱えてる企業も増えていますよね。

また、どこの企業もそのような「自社専用のデザイナー」を抱えたいと思っているはずです。

企業側からすると、インハウスデザイナーを抱えることによって、デザイン専門の企業に外注に出す必要がなくなり、 スピーディーに業務をこなせるようになるという利点があります。また大きな企業になるほど「人件費<外注費」となることの方が多いので、コスト面から見ても優位です。
また、「デザイナー」という名前ですが、大体の場合、デザイナーはディレクターでもあり、コーダーでもあり、ネットに詳しく幅広い業務がこなせます。企業としては手広いIT要員として、いろんなことができるデザイナーはほしい人材なのです。

インハウスデザイナーのデメリット

インハウスデザイナーになった時に一番の問題は、「お客さんが社内の人である」もしくは「親会社などの関係会社である」ことです。
これはデザイナーに限ったことではないでしょう。エンジニアなんかもそうかもしれません。
私たちのようなデザイナーは、本来お客さんのと直接やり取りをしてなんぼだと思いますが、社内の人間ですので、感情論になりやすかったりします。
またいろいろと曖昧になったり無茶振りもたくさんあるでしょう(無茶ぶりはどこでも一緒かもw)
特に、外部との接触がなくなることで視野が狭くなることが一番の問題です。
例えば、ゲーム会社のデザイナーは、その会社のゲームについての知識ばかり積まれていきますが、その知識はそこでしか役に立ちません。決してエステや医療の広告を作れません(正確には作れますがろくなもんができませんw)

そして地獄なのは、常に同じものを繰り返し作ることです。
前述したECサイトなんて、バナーを何十個、LPを何十ページとか量産したりするんですね。しかも同じ業態のものばっかり。
そうやっていくとデザイン的にもどんどん型にはまった物しか作れなくなります。
また新しい技術もなかなか覚えることができません。いくら勉強しても実践できる場面がありません。技術は実践で使っていないと学べません。

それともう一つ大事な点があります。それは緊張感の低下です。
すべて社内のものですので、責任は限定的です。作業にもこなれちゃうでしょう。
やはり制作物の完成度上げるには緊張感をもって作ることが重要です。

インハウスデザイナーのメリット

インハウスデザイナーにもメリットはあります。
それは給与面や休み、環境、福利厚生など全てにおいて、とても安定していることでしょう。もしそれが大企業ともなれば、尚更です。
もし、大企業内に在籍しているのであれば、トップを目指していくことも間違いではないかと思います。
あとは、自分の裁量さえあれば比較的自由がきくことです。
制作部門では上位の立ち位置は取りやすいはずですから、出世が早いでしょう。

なぜなってはいけないのか?

デメリットの項目で挙げましたが、

・似たようなものと向き合い続けるので、成長しない
・外部とのやりとりが少ないことで出会いが少ない
・緊張感が持てなくなる→モチベーションの低下

などが挙げられるでしょう。

安定を目指すならインハウスデザイナーでもいいでしょう。
むしろ、仕事に重きをおいてない/時間単位で働きたい/パート感覚、で働きらい方には確実にインハウス系のデザイナーをおすすめします。
しかし、もし独立やフリーランスになることを考えていたりする場合は、絶対にインハウスデザイナーにはなってはいけません。
独立してやっていくには、多種多様な仕事をしていかないといけません。それが強みにもなります。
また、デザイン力なんかよりも、コミュニケーション能力や営業能力、人とのつながりなど、もっと大事なものがたくさんあります。
そういったものが身につかないまま時が経ってしまいます。

そもそも、私たちのようなデザイナーは、何か特定のものや似たようなものを作ることではなく、いつも新しいものを作ることに楽しみを見出す職業なはずです。

ではどんな状況がいいの?

餅は餅屋です。できればデザイン会社やプロダクション、 Web 制作会社など、そういう制作専門の会社に入ることをお勧めします。
もちろん企業のインハウスデザイナーと違って、安定性には欠けるかもしれませんし、収入も下がるかもしれません。また、そもそも数が多くないので、狭き門になるかもしれません。小さなデザイン会社なんかはいつ潰れてもおかしくありませんのでリスクはかなり高いと思います。
しかし、 独立したかったりやフリーランスになりたいと思っているのであれば、 リスクはいずれやってくるでしょう。早いか遅いかなだけです。

リスクを負ってでも、身につける必要のあることがたくさんあります。
そして、多くの企業が内製化をやめ、制作会社の価値をもっと感じてくれるような世の中にしましょう!

PS.弊社はいつでも募集中ですYO!!!!!ご連絡お待ちしておりますm(_ _)m